フェンス

「暑い~」

「裕君まただれてるね~(笑)」

真優が笑う。

「だって暑いんだもん(笑)」

俺もつられて笑う。

真優の笑顔はとても可愛く見とれてしまう…

「あ―!!裕がまた真優に見とれてる―!!」

「みみみみ…見とれてねえよ!!」

真奈に図星をつかれ慌てる俺をみて涼が腹をかかえてころげまわっている。

こんな平凡な会話が大好きで時間があればあつまった。

些細なことで笑顔がうまれ悩みなんてあっても吹き飛んでしまうぐらい4人でいると最高に楽しかった。

「まぁ…そんなことより涼どうすんの?お前このままじゃブラックフェンス行きだぞ?」

「あぁ…やべぇな(笑)まぁなんとかなるだろ―!!」

俺の問いかけを涼は軽く流した。
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