えがお
第一章・友達

出会い

2009年4月1日
私、夢宮愛里16才!私は今少林高校の入学式・・・「愛里〜!」
私の名前を呼ぶのは
北里優香、私の大心友!
「優香〜!」
今日の優香はいつもよりも気合いが入っていて髪の毛はコテで巻いてナチュラルメイクもこなしていた。だけど私なんかはメイクなんかしてなくて髪の毛もただのストレート...
「なんか優香さ今日はやけに気合い入ってるじゃん!」
「えーそぉ?髪はいつも巻いてるけどメイクはまぁいつもよりは気合い入れてるかな?」
「なんか愛里だけおいてかれた気分...」だって優香は背も私なんかより高くて顔も整っている
「いぃなー優香は...背も高いし綺麗だし..」
だって今日は入学式...新しい生活が始まる日なのになんで私はオシャレをしてこなかったんだろう。
もー朝からブルーな気分↓「そんなバカな事ばかり言ってないで!早く行こ?」
優香はそう言って歩き始めた...。
「あっ!待ってよぅ」
私も優香を追って初めて歩く道を進んだ。
私の家から少林高校まで
電車やバスを乗り継いで
約20分ほどかかる。
電車の中には私達と同じ制服を着た人が何人かいた。この時私はまだ響の存在など知らなかった。
<少林高校前〜少林高校前〜>バスの中に響き渡った放送...。私は少しドキドキしながらバスのステップを降りた。
「なんか緊張してきた...」私は優香の腕にしがみついた。
「もー愛里はいつもそうなる大丈夫だって!」優香はそう言って私の手を離した。
「だって同じクラスになれなかったらどうすんの!?ヤダー(泣)」
そう...私が唯一心配な事は優香とクラスが離れてしまわないかだ。私は昔から友達をつくるのが苦手なのだ...。
「愛里は私がいなくたって平気だよ!可愛いいんだから!」「...無理〜(泣)」私は半泣きだった。
ーーガヤガヤーー
高校に着くといろんな人達がいた。ギャル系の人や真面目そうな子、私みたいに普通の子などいろいろ..
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