last love






「…チッ」






舌打ちだけを残して
ギャル男2人は丸岡中ん中に去って行った。






「いやー危なかったなー」





景介がニカッと笑った。






「………の」


「ん?」


「…勘違い、してたらどーすんの」






さっきので何故かドキドキして


景介の顔を見ずにあたしは俯いて言った。






「勘違いって?」


「…付き合ってる、みたいな」






あんな事したら、

誰でも勘違いしちゃうよ

あ、こいつら

付き合ってるんだなー って。






「は?俺、付き合ってるなんて一言も言ってねーしな(笑)」


「…ま、まあ」


「んま、勘違いされたって俺は別にいーけど?♪」








そんな言葉を






そんな笑顔で




















言わないでよ…










< 33 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop