last love
あたしたちは下駄箱で靴に履き替え、
景介に着いて行くと、着いた先は、
職員専用自転車置き場。
「…まさか」
「ん?」
景介は6台くらい置いてある中の隅に置いてある1台の鍵を開けた。
そして自転車にまたがってあたしを見た。
「なに?」
「ん」と言いながら景介は自分の後ろを首で示した。
「後ろ乗れ」って言いたいみたいだ。
「あ、あたし重いからっ‥」
「んなの気にしねーよ」
「いやいやっ、まぢ重…」
「んじゃ歩いてくか?」
「…乗せて頂きたい」
「なんだお前(笑)」