満月の初恋
銀色の上品なハートがキラキラと輝きを放っている。

我ながら、似合ってると感じてしまった。

「ど、どうかな・・・?」

「うん。似合うよ。最高に。」

レンは小さく笑った。

ああ、眩しい・・・。たまに見せるこの笑顔が、たまらなくなるんだ。

「すいません。これに決めます。」

「えっ!?」

私の許可なしに、あっという間にお会計を済ましてしまった。

なるほど。行動が早いタイプなんだ。

「あの、ありがとう!すっごくうれしい!!」

お会計が終わったレンに言った。

「おう。」

レンは、ほんのちょっとだけ照れくさそうに頭をかいた。

「あっ!そうだ!」
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