ハツコイ

「吉永!!」


仕方なく家に入ろうと足を踏み出した瞬間…

先輩の声がした。


「やっぱり!泣いてると思った」


先輩は私の泣いてぐしゃぐしゃになった顔をみて笑った


「泣くなよ。…って無理か!」


そう言って先輩は私の髪をクシャクシャした
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