なんでも屋 神…第二幕
付き合った切っ掛けは覚えていないが、一緒に居る時間は気を使う事も無く、とても楽だったのを覚えている。
「馬鹿な事言ってんな。もう何年前の話しだよ。それより何しに来たんだ?何か用が有ったんだろ?」
…真美の事が有った時から、マコとの関係も有耶無耶になっていたのも事実。と言うか、当時はマコを構ってやれる時間も余裕も無くなっていたのだ。
だからと言って今更、態態恨み言を言いに来た訳でも無いだろう。そんなに執念深い女でも無いしな。
「今春から目出度く[大原出版]の記者になったのよ。で、私が一番に追いかけようと思ったネタが、今話題のクラブドラッグって訳。」
デニムの尻ポケットから差し出された再生紙利用の名刺には、縦書きで左側から[大原出版]バースト専属記者、林海麻琴の文字が並んでいた。
「馬鹿な事言ってんな。もう何年前の話しだよ。それより何しに来たんだ?何か用が有ったんだろ?」
…真美の事が有った時から、マコとの関係も有耶無耶になっていたのも事実。と言うか、当時はマコを構ってやれる時間も余裕も無くなっていたのだ。
だからと言って今更、態態恨み言を言いに来た訳でも無いだろう。そんなに執念深い女でも無いしな。
「今春から目出度く[大原出版]の記者になったのよ。で、私が一番に追いかけようと思ったネタが、今話題のクラブドラッグって訳。」
デニムの尻ポケットから差し出された再生紙利用の名刺には、縦書きで左側から[大原出版]バースト専属記者、林海麻琴の文字が並んでいた。