なんでも屋 神…第二幕

バースト…俺もコンビニ等で立ち読みした事が有る、ゴシップを専門に扱っているような雑誌だ。



風俗情報、ツチノコ、ネッシー、ＵＦＯ、果ては地下に眠る巨大人食い鼠を追え等といった、好奇心を煽る言葉が踊っていた。



「…クラブドラッグ？なんだそれ？」



俺の言葉に口角の端を吊り上げ、その小顔に悪戯で勝ち誇ったような笑みを浮かべるマコ…。



「とぼけるんじゃ無いわよ！若者達の間で流行っているクラブドラッグ…当然、今街で一番人気のclub［four-rose］にそれは集まる。代表兼イベンターは［なんでも屋］を営んでいるアンタの仲間の奏。此処に情報が入ってこない筈が無いじゃないの。」



比べる訳では無いが、思っても押し黙る一葉と違い、マコは昔から思った事を直ぐ口に出すのが難点だ。