なんでも屋 神…第二幕
「第二次、第三次団体なら笑いも出来るが、第一次団体の[狼我會]なら見過ごす訳にはいかない…奴等は見せしめになって貰う。」
隣で驚愕と期待感を露わにするノリ…兄ぃの子飼いも産まれながらにして獣。暴れ回れるのが嬉しくて仕方が無いのだろう。
「だけど俺には何の関係も無いな。そっちの世界の事に少なからず影響は受ける身だが、知らぬ存ぜぬで通せる身でも有る。」
俺の余りにも薄情な発言に、兄ぃの横でいきり立つノリだが、俺は思った事しか口に出来ない性分なんだ。
「それは分かってる。だがさっきも言った通り、組内には極秘の話しだ。だから[神堂組]として表だっては動けない。そして、子飼い達には後々動いて貰わなきゃならん。」
…弱ったな。兄ぃに此処まで打ち明けられちゃ、断るのは容易な事じゃ無い。
だが、奏の事も有るから俺も手一杯だ。
隣で驚愕と期待感を露わにするノリ…兄ぃの子飼いも産まれながらにして獣。暴れ回れるのが嬉しくて仕方が無いのだろう。
「だけど俺には何の関係も無いな。そっちの世界の事に少なからず影響は受ける身だが、知らぬ存ぜぬで通せる身でも有る。」
俺の余りにも薄情な発言に、兄ぃの横でいきり立つノリだが、俺は思った事しか口に出来ない性分なんだ。
「それは分かってる。だがさっきも言った通り、組内には極秘の話しだ。だから[神堂組]として表だっては動けない。そして、子飼い達には後々動いて貰わなきゃならん。」
…弱ったな。兄ぃに此処まで打ち明けられちゃ、断るのは容易な事じゃ無い。
だが、奏の事も有るから俺も手一杯だ。