なんでも屋 神…第二幕
「悪かったなマコ。此奴はノリ、まぁ一応俺の友達で今は…プータローかな?」



一瞬ノリから鋭い視線が飛んできたが、マコも一応はジャーナリストの肩書きを持っている。



事実を話されて困るのは、ノリの方だと思うが…。



「どうも…プータローの辰徳って言います。」



やけにプータローを強調した喋り方に、苦笑いを張り付けた表情…ノリには悪いが、笑いを堪えるので精一杯だ。



「初めまして、記者をしてる麻琴です。宜しく。」



数秒前とは打って変わり、縋るような視線と、感謝の念を送りつけてくるノリに、マコにはバレないよう微笑と小さな頷きを返す。
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