なんでも屋 神…第二幕
「入ってきたが、未だエレベーター迄行っていない。今、段ボールを抱えてエレベーターに向かったから確認してみる。」



見られたくない来客が訪れるなら、不可思議な金城の様子も納得出来る…。



津波のように不安が背中に押し寄せる。



舌打ちをして窓を拭く手を止め、午後の仕事に打ち込んでいるオフィス内を一気に突っ切り、マコの元へ向かう。



辺りを気にせずノリに指示を送ったお陰で、社員達の冷たい視線が突き刺さるが、今は構っている暇など無い。



携帯から延びたイヤホンを千切るように毟り取り、通話を一旦切ってマコへリダイヤル。



…こういう時に限って、道路は車が途切れる素振りを見せてくれない…頼むから早く電話に出てくれ。



「神、二階だ!」
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