なんでも屋 神…第二幕
コンコン!



「すいません、お話宜しいでしょうか?」



てっきり[トレイン]のマスターが来たのだと思い込み、デスクの上に置いたタバコに伸ばした手を引っ込めた。



「はい、では此方にどうぞ。」



脇に片付けておいた椅子を準備していると、ドアの隙間から顔を出した老女の後ろには、杖を携えた老人の姿。



急いでもう一脚椅子を用意してデスクの前に並べ、デスクの上からメモ用紙を引き寄せた。
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