なんでも屋 神…第二幕
これ以上撃っても、偽りに満ちた血が流れるだけ…。



動く事すら出来なくなった両足は気にも止めず、空き缶でも蹴るように日向を仰向けにした。



それと同時に、ベレッタを腰に戻した。



安堵感と痛み、屈辱感と微かな希望を混濁させた日向…その両腕に足を乗せる。



これから何が起こるか分からず、安堵感と微かな希望を打ち消された日向は、一変して恐怖感に顔色を失った。



未だ助けを懇願する日向の口と鼻を手で押さえ、一分程そうして手を離した。



肺奥に酸素を送り込もうとする、日向の顎の関節を外した。



「あがっ…ぐぁ…がっ。」



言葉にならない痛みを訴えかける日向の顔の上に、ステンレスのテーブル上に散乱している、錠剤型のクラブドラッグを鷲掴んで翳した。
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