なんでも屋 神…第二幕
童顔と言う事も影響してるのか、初めて目の当たりにした金城は、三十を過ぎた男には見えない程幼かった。



「良い場所ですね。気に入りましたよ。」



そう言ってぐるりと室内を見渡した金城。一応、注意は怠らないらしい。



一頻り見渡して安心したのか、その小さい身体をソファに沈めた。




「今日は見た事が無い舎弟を連れてますね?」



チラリと俺を一瞥した後、背後に立ち尽くすノリと、扉の所に立ち尽くしている赤城を眺めた金城。



「そうだな。実はお前に話しが有るのは、この横に居る神だ。儂はこれで帰らせて貰う。」
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