なんでも屋 神…第二幕
やっと敬語で謝った茶髪から右手を離す。特に謝らせたかった訳では無い。



「誰彼構わず喧嘩売ってると、その内怪我だけじゃ済まなくなるかもしれねーから、これからは気をつけろな。」



事実、格好は普通でも、兄ぃの子飼いのようにアングラの住人も多々存在する。



「終わったんなら早く行こうよ。ね、神君。」



一瞬で表情を凍らせた若者達を背に、マジェスティへと向かって歩き出した。



[cross]の悪名は未だ健在なのかな?俺の場合、早く忘れて貰わないと[なんでも屋]の仕事に差し支えるんだが…。
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