なんでも屋 神…第二幕
タクシーを飛び降りて到着した奏のクラブは、左側が入場料を払わなければならない男性用だが、既に長蛇の列が出来ている。
シンプルに白で染められた外壁の中央には、赤い筆記体でclub[four-rose]と描かれていた。
右側に並ぶ筈の一葉は、カップルと言う事で俺と同じく左に並ぶ。
スキンヘッドにコーンロー、ドレッドにアフロ、稲妻のような切れ込みの入った坊主。
首に蜘蛛が這っているタトゥーの奴や、肩や腕に道化師や鷹の羽、お決まりの龍や蛇が腕に巻き付いているような奴。
人が入る度に開閉する扉からは、中の熱狂が叫声に乗って鼓膜の奥に響く…クラブなんて、現役の時以来だな。
並ぶ事十分程で黒い鉄の扉の前まで進み、その両脇を固めている黒服の黒人二人に、奏から渡された指輪を中指に填めて見せる。
シンプルに白で染められた外壁の中央には、赤い筆記体でclub[four-rose]と描かれていた。
右側に並ぶ筈の一葉は、カップルと言う事で俺と同じく左に並ぶ。
スキンヘッドにコーンロー、ドレッドにアフロ、稲妻のような切れ込みの入った坊主。
首に蜘蛛が這っているタトゥーの奴や、肩や腕に道化師や鷹の羽、お決まりの龍や蛇が腕に巻き付いているような奴。
人が入る度に開閉する扉からは、中の熱狂が叫声に乗って鼓膜の奥に響く…クラブなんて、現役の時以来だな。
並ぶ事十分程で黒い鉄の扉の前まで進み、その両脇を固めている黒服の黒人二人に、奏から渡された指輪を中指に填めて見せる。