「傍にいてやんよ」



帰り際、うち上がる花火を背に、手をつないで歩いた。


あたしの手を引くあなたの背中が、すごく大きく見えた。


屋台の並ぶ明るい道を抜け、ざわめきが少し遠くなった歩道橋。


あなたは突然立ち止まった。


「‥‥そうた?」


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