かたつむりの恋心
「…………パソコン、取り忘れた」

入るに入れなくなったようだ。

「これを使って書くの?」

「ああ……」

「上村くんて、どんなのを書くの?」

「……まだ、全然だ」

興味を持ってじぃーっと見ていると、

「……やってみるか?」

「いいの?!」

ナツメはパチパチとキィボードを叩いた。

「速いな……」

と関心していた葉丞だったが、画面を見てずっこけた。
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