赤い愉楽
街にはこんなに人がいるのに
僕を気にかける人なんていない。


まさか人混みの中で
孤独を感じるなんて思いもしなかったよ。




自己の消失。




自分の名前すら必要ない。
だって誰も僕の名前を呼んでくれる人なんていないから。




今ここで僕が死んでも
誰も気にしないだろう。




そうだな。




死のうか。

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