赤い愉楽
言っておくが
こんなことをしたのは初めてだ。



実は女の子とは
口を聞くのも苦手なんだ。




でもエミを抱きしめたいという
衝動に僕は勝てなかった。




加減も知らない僕は
思いっきりエミを抱きしめる。



「…痛い」




「やっと口をきいてくれた」




僕がそう言うとエミは笑って
僕の胸に顔をうずめる。

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