赤い愉楽
一歩一歩。



エミは奈落に近づいていく。
僕とエミの永遠の別れに近づいていく。


「エミは僕を裏切るのか!」


僕の言葉にエミがびくっとなって
歩みを止めた。


「世界一心配している僕を置いて
サヨナラするのか!」


エミが僕の顔をちらっと見た。



「過去を引きずってここで死ぬか
僕と未来を作るかどっちなんだ!」


僕は声帯から血が出るんじゃないかと
思うくらい叫ぶ!
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