赤い愉楽
そのまま歩き始めようとしたその瞬間


突然伸びてきた腕に怜奈は
露地裏へと引っ張りこまれた。


突然の乱暴に怜奈は叫ぼうとするが
口をふさがれる。

腕をねじり上げられる。


苦悶の表情の怜奈。


乱れた髪が怜奈の顔を覆い隠していく。


背後で怜奈を押さえる男の
荒い息が感じられる。


戦慄の表情の怜奈に
男はまた謎の言葉を吐いていく。



「ワタヌキを知っているのか?」
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