赤い愉楽
怜奈は奥田の顔を凝視する。


「う…うそ…」


やっとのことで絞り出した怜奈の声。



「結果的に僕はワタヌキを止められず
最終的には陥れて殺してしまった。


でも僕も威張れたもんじゃないんです。


僕の心の中も黒。


なぜなら…」


奥田は意を決して怜奈を抱きしめた。
抵抗しない怜奈。
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