赤い愉楽
「でもね私うすうす感づいていたの」


怜奈は奥田から離れて歩きだす。



奥田は後を追わず
砂浜に立ち尽くす。


満天の星空の下
怜奈はいたずらっぽく微笑んだ。


「あの人がワタヌキじゃないかって…


だって…」


怜奈は奥田に手を振った。



「私の旧姓は綿貫なんですもの…」

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