赤い愉楽
外に出て歩き出した2人。


自然と2人の距離が縮まっていく。



「あ!」


少し酔っているのだろうか。


ヒールの足取りが定まらず
よろける怜奈。


奥田はよろける怜奈を抱き寄せる。


「危ないですよ」


至近距離にある怜奈と奥田の顔。


奥田の息遣いを感じる怜奈。


奥田の高鳴る心臓を
体で感じる怜奈。


そのまま奥田はそっと顔を近付ける。


目をつぶる怜奈。
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