茜ヶ久保マリネの若気の至り
牢屋を出て、大して時間も経たないうちに。
「な!?茜ヶ久保マリネ!それにリヴァイアサン!」
見張りなのか巡回中なのか、ともかくサハギンと出くわす。
当然仲間を呼び寄せようとする彼を、リヴァイアサンは黙って見ていた。
「何やってるのよ!」
直ぐ様海刀神でサハギンを仕留めようとする私。
しかしそれを、リヴァイアサンが制する。
「何よ!放しなさい!」
「いいから」
ニコニコ笑みを浮かべ、私の腕を放さない優男。
そうこうしているうちに、みるみるサハギンが集結する。
狭い洞窟の通路に殺到する、薄汚い半魚人の群れ。
お陰で雑魚とはいえ、始末が面倒になってしまう。
舌打ちしていると。
「頃合いかな」
涼しげな顔で呟くリヴァイアサン。
直後!
「ヒギィ!」
「あぐぅ!」
リヴァイアサンの手元で、頭角が七支刀の如く枝分かれ、更には際限なくその刀身を伸ばす!
結果、狭い通路にひしめいていたサハギン達は逃げ場すら見つける事ができず、頭角の切っ先に串刺しにされ、足元を屍で埋め尽くした。
「な!?茜ヶ久保マリネ!それにリヴァイアサン!」
見張りなのか巡回中なのか、ともかくサハギンと出くわす。
当然仲間を呼び寄せようとする彼を、リヴァイアサンは黙って見ていた。
「何やってるのよ!」
直ぐ様海刀神でサハギンを仕留めようとする私。
しかしそれを、リヴァイアサンが制する。
「何よ!放しなさい!」
「いいから」
ニコニコ笑みを浮かべ、私の腕を放さない優男。
そうこうしているうちに、みるみるサハギンが集結する。
狭い洞窟の通路に殺到する、薄汚い半魚人の群れ。
お陰で雑魚とはいえ、始末が面倒になってしまう。
舌打ちしていると。
「頃合いかな」
涼しげな顔で呟くリヴァイアサン。
直後!
「ヒギィ!」
「あぐぅ!」
リヴァイアサンの手元で、頭角が七支刀の如く枝分かれ、更には際限なくその刀身を伸ばす!
結果、狭い通路にひしめいていたサハギン達は逃げ場すら見つける事ができず、頭角の切っ先に串刺しにされ、足元を屍で埋め尽くした。