ヒビのイキガイ
「それにしても久しぶりだね~」

『まぁね。
 君は、まだあそこで働いてるの?』

「あたしも辞めたよw
  ちょっと通うの面倒になったから
 近所でバイト始めたんだw」

『そうかぁ。
 で、なんか、おれに用があったの?』

「用ってわけじゃないけど
 久しぶりに会ったから話たいなぁってw
 日比野くんは今なにしてるの?」

『自由を満喫中だよ。
 でもそろそろバイト始めるつもりさ。』

「へぇ~
 自由いいね。うらやましい…」

『そんないいもんでもないさ。
 きみは買い物しにここに来たんでしょ?
 道草食ってていいの?』

「すぐ済む買い物だからいいのw
 日比野くんと話してる方が楽しいしw」

『そんなお世辞言わなくていいよー
 今日もバイトあるの?』

「今日は午後からだよ。
 行きたくないぃー」

『厳しいとこなの?』

「んー…
 日比野くんに言うことじゃないかもだけど…
 店長がセクハラしてくるから…」

『そうかぁ
 女性は大変だなぁ。
 どこで働いてるの?』

「あ~、すぐそこの喫茶店だよー
 はぁ…憂うつだ…」

アイシンクソートゥー
どう会話を切り上げるべきか五里霧中だ。
そうだ…!尿意を利用して切り抜けるしかない…!

『ごめん。ちょっと尿意が。』

「あ、ごめんねぇ
 話に付き合ってくれてありがとっ
 日比野くん、相変わらず優しいねっw
 良かったらアド交換しない?」

『え、あ、OK』

女が、どこから出したか分からない紙に
どこから出したか分からないペンでアドレスを書き渡してきた。

「じゃあ。メール待ってるから~」

『わかった。それじゃ』

足早にトイレに向かった。
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