サクラミチ。
鈴夏は、家で悩んでいた。
行くべきか…。
どんな人か知りたいという気持ちと同時に自分のことを知られてしまう怖さもあった。
でも、自分を信じて好きになってくれた人。
それは事実なのか。信じるのも信じないのも自分しだい…
(だったら…私は)

次の日、時間が早く進むような気がした。
沢山落書きをしたせいで、シャー芯は残り一本だけになっていた。
相手の気持ちもこの芯のようにすぐ消えてなくなってしまうのではないか…。
そんなマイナスな気持ちばかりが頭を交差した。
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