─Quality of love─


空は薄紫色で白い月が今にも消えかかりそうにぼんやり浮かんでいる。


朝方の空気は冷たくて、一気に酔いがさめた。


そうそう思い出した。
さっきの女は昨日の合コンで会った女子大生。
なんか適当に話してたらいつの間にか一夜をともにしてたわけだ。


いきなり冷たい風が肌をつたって俺は身震いしながら駅へと急いだ。


< 2 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop