龍王


びっくりして見ると女の子二人が立っている。

「リョウ達ばっかりずるい!あたし原田 愛。アイって呼んで」
あたしより落ち着いた茶色の可愛い女の子。
「野々垣 麻里。マリでいいよ」
クールでヤンキーっぽい。
オレンジっぽい茶色でメッシュが何本か入ってる。
「あたしもレイって呼んで」
色々話してるとわかったことは、アイとリョウは幼なじみでマリは姉的存在で頼れるらしい。
アイとリョウが言い合いしてておもしろかった。

「そういえば授業は?」
ずっと喋ってて気付かなかったけど先生が来てない

「レイちゃん今さらだね。
このクラスはリュウセイさんの授業しかないよ。」

へぇー。

返事しようとしたらあたしの電話がなった。

ごめんねと言って電話に出た。
「もしもし。」

「レイ今教室か?」
タツヤだ。
「うん。」

「今から迎えに行く。」

「わかったよ。ありがとう」
「おぅ。いい子にして待っとけよ」

「子供じゃないんだから大丈夫だよ。じゃあね」

電話を切り、帰る準備をする。
「どこ行くんだよ?」

「帰るの。」

「あとちょっとでリュウセイさんの授業だぞ。」
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