妹系男子。



リン「本当だ」

カツラはぐちゃぐちゃ


ナカ「髪整えるから来て下さい」



隣の空き教室へ移動した


ナカ「鈴木君待ちの人が多いんで急ぎます」

リン「有難うございます」


手際良くほどかれたカツラは結われていく



ナカ「今なら秘密を聞けますか」

リン「…あー」


中さんに言おうとしていた秘密


――“可愛い物好き”



言おうとは思ってたけどやっぱりちょっと迷う

否定はされないだろうけど…


肯定もされないよね



リン「……誰もいませんか」

ナカ「多分」


辺りは騒がしいし、誰も聞いてない



リン「誰にも言わないで貰えますか」

ナカ「もう一つの秘密はまだ言ってません」


守ってくれるんだよね??



リン「ひかないで欲しいんだけど」

ナカ「はい」


中さんの手は止まらなかった



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