妹系男子。
女子とか男子とか
そういうのって多分関係ない
気付いたら友達になってるもの
ヨシだってイチだって
そうだったから
―――
頂上に上ってからは早かった
もう終わりが見えている
レナ「絶対気まずいよね」
リン「でも、もう帰るだけだし」
そうやって自分にも言い聞かせる
そして
「お疲れ様でしたー」
扉が開いた
従業員の笑顔が見える
二人で降りて皆の所まで歩く
夕日が綺麗だ
レナ「鈴木君」
観覧車を目指す人混みを抜けた頃
リン「ん??」
レナ「中さんのことが好きなの??」
………
………
……え??!
リン「……何で??」
レナ「え、違うの??」
リン「いやいやいや」
額に浮かぶ汗
レナ「じゃぁ……林さん??」
リン「だから何でそうなるかな」