妹系男子。



アキ「もう、からかわないでっ!……どうしよ…本当に止まんないよぉ」


林さんがあんまり泣くから

俺はおかしくなって
逆に笑いが止まらなくなった



リン「…ふっ……ははっ…」

こらえても漏れる声



アキ「酷いよぉ……麟太郎君の話…聞いたから泣いてるのに…」


林さんはいよいよ表情を歪め始めた



「あーあ、麟太郎泣かせちゃったよ」
「笑ってるし、どんな鬼畜だよ」



教室の窓から奴等の声

まだこっちを見ているのか
先生に怒られろ



リン「…ごめん」


俺は林さんの背中をさすった

これが適当かはわからないが
特に他には思いつかない



アキ「……はぁっ…」

しばらくさすり続け
ため息を最後に涙は止まった



リン「もう良いの??」


俺は彼女の頬についた
涙の跡を指でぬぐった

俺の手は冷たかったかな



アキ「……はい」



俺はなんとなくだけど
悩んだいたのが馬鹿らしくなっていた




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