妹系男子。
アキ「皆、感謝してるんじゃないかな」
リン「口では何とでも言えるよ」
俺は感傷的になり過ぎる
そう思うけど…
アキ「…麟太郎君は責任感が強いね」
リン「責任感??」
俺はいきなりの彼女の言葉に驚いた
気休めで言ったのだろう
アキ「そう、私なら一人でため込まない」
彼女はそう言って
また俺の表情を覗いた
アキ「…きっと…沢山泣いちゃうよ…」
俺は目を疑った
アキ「…それに…自分の責任だなんて言えない……責任逃れ…しちゃうかも…」
………
………
………
リン「……何で泣くんだよ」
林さんは声を押し殺して泣き始めた
そして弾みが付いたのか…
アキ「…うっ…あぁっ……泣き止めないよぉ……意味解んない…」
林さんの涙は止まらなくなっていた
リン「……林さん、おもしろいね」
俺の口角は自然と上がって
笑みがこぼれていた