年上王子と新婚旅行☆


……ほら。ズルいってば。

機嫌が直るのを知ってて、こんな風に名前を呼ぶ。


例えるなら詐欺師?

あたし、完全に騙されてる。




「はぁ……準備しなきゃ。」



そう呟いてから旅行バックを開く。

着替えや化粧品など、先に準備していたものを入れていく。


次々に詰めていき、支度が完全に終わったのは11時をかなり過ぎたとき。

眠ーい…



ベッドに倒れ込んだところで、すぐに意識が飛んだ。




明日……

楽しみだなぁ…♪





その日は、とっても幸せな気持ちで夢の世界に入っていったのだった。




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