年上王子と新婚旅行☆


サンタクロースのような啓飛を見て笑っていると、本気で睨まれた。


……うん。ちょっとはしゃぎすぎたかな?



啓飛の真っ黒なオーラに、固まってしまう。




「……よくやってくれたな…

いらねえって言ったじゃん?」


「は、はぃ…」


「どうしてくれるワケ?」


「ぁ、あのぉ…」




ダメだ。

完全に怒ってる。



ここまでなってしまったら、さすがに歯向かえないワケで

無言で車に乗り込む啓飛に黙ってついていった。




「…ぁ、そうだ。」


「え…?」





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