年上王子と新婚旅行☆


チュっチュっと、唇、おでこ、頬……どんどん落ちてくるキス。



啓飛から、愛が伝わってくるみたい。




「………け、いとっ…」


「…安心しろ。


たくさん鳴かせてやるから。

花火を見れなかったこと、後悔させないから。」



その言葉に頷いたのを合図に、啓飛が覆いかぶさってきた。




啓飛………


大好きだよ…




「啓飛…」


「ん?」


「………大好きっ…

愛してる…」




力なく囁いた言葉に


啓飛が答えるようにギュッと抱き締めてくれた。




温かい体温があたしの心と身体を包み込む。




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