SHINING
直海の会社前で停車し

「此処で大丈夫ですか?」

皇紀を振り返ったニチカに。

「駐車場あっち」

顎で入口を指し示す。

シートベルトを外していた慶吾は黙ってシートに座り直し。

ニチカも素直に車を動かす。

三人が降りたのを見計らい

「お疲れ様でした」

皇紀に頭を下げるニチカの背中に手を回した皇紀はそのまま先を促す様に歩き出し。

「紹介するから寄ってけよ」

エレベーターに押し込んだ。

「何で…」

慶吾は面白くないのか
ニチカから視線を逸らす。

その様子を恵理奈が心配そうに
見つめていた。

< 117 / 140 >

この作品をシェア

pagetop