SHINING
そこへ
応接室のドアが開き

「…あっ直海君…この前の続き…ってごめん」

大柄な青年が
何やら装置おぼしき機械を手にし

滑り込んできた。

「あれ?まだ取材中?」

その後に細身の青年が

「悪かったな…邪魔して」

続き色香漂う青年が

「あっじゃあ俺
何か持ってこようか?」

最後に中肉中背の青年が
揃って入室した。

「いや、もう終わった…」

直海の口調に
彼等を見回し鋭く反応を示す。

「此方の方々は?」

直海は用意された答えの様に
機敏に対処していく。

「彼等は友人で兄弟…同志の様な存在です」

直海に付け加える様に

「こいつと違って一般人ですから…何も面白いことはないですよ」

一人が口を開いた。

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