SHINING
俄に店内が賑やかになり
客の来店を告げる。

「あれ?もうオープンしたの?」

驚き黒服を見るが
彼は平然と答えた。

「時間ですので」

腕時計を覗き込み
納得した素振りを見せる。

「オーナーも
そろそろ御支度を整えられて店にお願いします」

「分かった…」

店に顔を出すや

「綴喜!」

黄色い声に出迎えられる。

「やあ…
今日は早くから来てくれたんだねありがとう。
早速だけど…」

「待って綴喜!
何を最初に頼むか決めてるの。
今日はドンペリから頂くわ!」

隣に座るや綴喜の腕に手を絡ませ頭をもたげる婦人に

「何か良いことあったの?」

微笑み掛ける綴喜は
空いた手で合図を送る。

「もう最高よ!
綴喜を最初から独占出来たら、
頼もうと思ってたの!」

「そっか…
喜んでもらえて僕も嬉しいから…ピンクで良い?」

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