完◆ ぐだぐだ

化粧のない私は価値がない。

誰も見向きもしない。



なんで、そう思うのかな…?


それは……私がそうしたせい?


あぁ、性格なんて最初から昔から良くないじゃん…、

“自分の顔は諦めて中身磨きます、それは中身で勝負するからです”

嘘ばっかだなぁ…。
結局化粧に溺れて、自分がない。



ほんとは、

「そのままが好き」って…
たった一人の愛する人に言われたくて、それだけで十分で、幸せだったはずなのに。


たった一人の人に出会えずに、上辺だけ「可愛い可愛い」って言われて満足してたなんて……。




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