―黒蝶―
「なぁに、羨ましそうに見てんだよ」

いきなり背後から声がした。


「あっ、秋葉!いつの間に起きて…」

「さっき。いなかったから探しに来た」



目覚めのキスをされ、アタシは一緒に朝食の用意。

そして、今日は買出しの日。


美羽ちゃんと二人で近くのスーパーへとお買い物。

こういう時の服装は、いつもの特攻服じゃなくて、普通の服。



普通にしてれば、ただの大学生ぐらいの人だもんね。



買い物も終わって、歩いて帰っていると…


「よぉ」


挨拶をされて振り向く…


息が止まった―


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