―黒蝶―
「…っ!当たり前。何で?」

「ココだと話しやすい」



へぇ、意外。

でもまっ、いいか。



「話って何?」

「…それは」


話そうとすると、近くの席の二人組みがコッチを見て話していた。


「ねぇ、あのカップル美男美女だね」

「すごぉい!羨ましい」



―カップル?美男美女?!


「俺達じゃん。カップルだって」


彼は笑った。

不覚にも少しだけトキメキを感じた。

だって、いつもの怖い感じはなくて…優しい感じが漂ったから。


そういえば、いつもより怖くない。

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