デジ*ナデシコ
「遅かったな政敬。何をしていた。」


父親がいた。2人の兄貴も。


「す、すみません父さん…」

「今日の披露宴で決意したことがある」

父さんは何を言いだすんだ。

また、会社を買うのかな?
いや、それにしては深刻な表情だし。

第一仕事のことは俺たちには、
むやみに報告をした事は無いなあ。




「翔太、政敬。どちらか結婚出来なかった方が企業を継いでもらう。」

2人はギョッとした。
そして顔を見合わせた。

「「どうしてですか!?」」


なんでなんで?
亜樹兄ちゃんでいいじゃん。


亜樹はいった。

「仕事に家庭は邪魔すぎるんだよ。俺は、2人のどちらかが相応しいと思っている。

俺は体も弱い。
長くは続けられない。」


なんでだろう。

イライラする。


俺たちには母さんが、いない。

俺が6歳の時に家を出た。
もし、その理由が…

そんな…その…


「15年前に母さんが出ていったのは、そんなどうでもいい理由だったんですか。」

…!?…どうしてだろう。

言えなかったことが、

言えてしまった。




「どうでもいいとはなんだ?」


「だってどうでもいいじゃないですか」

深呼吸して、そしていってみた。

「…俺はもう、貴方の息子じゃありません。」




『バタンッ』

凄い力で閉めた。

手を痛めた。



どうしよう、どうしよう。

もし結婚できなかったら大企業の社長?

無理だよ俺、まだ学生だし。




二次元しか興味ないし!!




< 2 / 25 >

この作品をシェア

pagetop