キミがくれた恋

記憶




あれは、とても寒い冬だった――――。



塾帰りの愛は駅のホームで電車を待っていた。


つめたくなった自分の手に白い息をかけ、

『今日も寒いなあ……早く電車来ないかなあ…』とつぶやく。




しばらくすると電車が来た。




ドアが開くと愛はゆっくり歩き始めた。



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