幸せの条件
 孝太郎が店内の壁掛け時計を見た。

そして、立ち上がる。

「ごめん。・・・さくら、また今度。会ってもらえるか?」

「・・・1年前に戻るつもりならもう会わないわ。これからまたお友達として新しい関係を作っていくのならいいわ。」

「・・・分かった。」

「うん。こうちゃん、バイバイ。」

私は、笑顔で手を振った。

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