幸せの条件
 ばっちりお化粧をし、きっちり着替えた私は、2人の乗る車の窓をノックした。

後部座席に私を乗せて警察署に向かう。

「こっちです。」

警察署で通されたのは小会議室だった。

「これらをよ~く読んでサインしたら帰っていいよ。」

私に渡されたのは2枚の紙だった。

読んでいくうちに私は、怒りで体が震えてくる。

「今回は警告のみです。デンタルクリニック側も事を大きくしたくないと言ってますし。」

警察官の言葉に納得できないものの帰りたいので私は、渋々サインをした。

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