幸せの条件
 「・・・さくらちゃんも泊まっていけばいいのに。」

「直之さん、お仕事がいっぱいあるのよ。」

「すみません。失礼します。」

直之に続いて私は、タクシーに乗る。

車の窓を開け、私は、母に言った。

「ごめんね、お母さん。また来るわ。それから・・・。」

「運転手さん、車を出してください。」

まだ母と話をしていた私を無視して冷たく直之が言った。

タクシーが走り出す。

「さくら、寒い。」

私は、車の窓を急いで閉めた。

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