双子とあたし。
「…会いたかった」
「俺も…」
あたしたちはそっと見つめあい、そのまま自然と顔が近づいた。
――――…待っていた
と言っても過言ではない。
あなたの唇があたしに触れるのを待っていた。
あたしたちは目を閉じ、心で通じ合う。
また
出会えてよかったね。
もう
一緒だね、って…
言葉にしなくたってわかるんだ。
理由は簡単。
――――…あなたが好きだから。
悠太、あたしをあなただけで染めて…。
あたしはもう、あなたしか見えないよ…。