双子とあたし。
唇を名残惜しそうに離し、悠太は優しくあたしを見つめた。
「――――…薫」
そしてあたしの名をささやく。
「……………結婚しよう」
あなたの口から聞けてよかった。
あたしは頬が熱いことがわかる。きっと真っ赤だ…。
「………はい」
『うん』とは言えなかった。
今の悠太はどこか紳士のよう(いや、もとから優しいけど…)だったから…。
「…愛してる」
そして、悠太は後ろポケットから何か小さい箱を取り出した。
そっと、開いたその中には…
「指輪……」
綺麗に輝いていた。
まるで、あたしたちを祝福しているかのよう…――――――
「受け取ってください」
あたしはすっと左手を前に差し出した。